Tale:JAPARIコンソーシアム-開拓者-02

提供: ますとどんちほー図書館
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個人日記  YC228年 6/28


コンソーシアムの大規模改革の提案が理事会で可決されて早一ヶ月だ。いよいよ改革案も大詰めといったところだ。今日は杏歩と軍事部門の人員編成について詰めてきたが、どうも意見が食い違った。
杏歩が言うに、誰かしらのフレンズ...多分守護獣のフレンズになるだろうが...を各部隊に名誉最高司令官というポストを作って、そこに入れるべきだと。
俺は猛反対した。フレンズを軍事部門に...言うなればコンソーシアムの一番汚れた部門に配属するなんて...と。
守護獣の『輝き』が皆を守ることだと言うのは俺も重々承知のつもりだ。だがそれならセントラル直属の治安維持部隊でいいんじゃないかと俺は言った。
すると杏歩はこう言った。汚れだからこそ、配属するのだと。
軍事部門にフレンズがいないと、それをいいことに、軍事部門全体をコンソーシアムから破門しようとする輩が必ず出てくると。
俺はその話を聞いて性奴隷戦争以来の強い怒りと悲しみを覚えた。そんな輩はいないと信じていた。少なくともコンソーシアム内にはいなかった。だが外から何かしらの手段で買われて、実行に移す可能性は否定できないと。
理想はいつも、俺から遠ざかっていく...まるで俺が近づくのを嫌っているかのように。
いっそコンソーシアムから破門されようが構わないとも一瞬思ったが、軍事力がなくなり、秩序を失うであろうコンソーシアムで、フレンズ達がどうなるかは想像に難しくない。
軍事力の暴走を抑止するために、軍事部門上層部をコンソーシアム内でも強い忠誠心を持った人員編成で固めることが、こんなところで裏目に出るなんて...
だが、コンソーシアムの秩序喪失以上に、軍事力の暴走がまずいのは明らかだ。外部にもたくさんの敵を作るようなことをすれば、どうしようもなくなる。


結局、各部隊の名誉最高司令長官のポストに守護獣のフレンズを任命する以外の解決策は見いだせなかった。
明日は、各部隊の最高司令長官任命予定のコンソーシアム重役と、名誉最高司令長官候補の守護獣のたちの顔合わせと、事情説明だ。
各部隊の最高司令長官には、コンソーシアムでの長老、俺をはじめとした長年のチームから選んだ、裏切るようなことはないと信じたい。
だが、守護獣のフレンズたちは、この汚れを受け入れてくれるだろうか。もしかしたらコンソーシアムに失望するかもしれない、もしそうなったら、俺は今後どうすればいいんだ。